タイのハロウィン文化を観察してみたら in チェンマイ
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どうも、チェンマイ在住ライター・編集者のかぼちゃ太郎です。
10月28日の夜、チェンマイのニマンヘミン通りにある Think Park のあたりを歩いてきました。ハロウィン一色になっていたので、タイのハロウィン文化を観察してみます。
この辺りは、チェンマイの新市街地のような形で、今一番栄えているエリアです。MAYA、One Nimmanという大きなショッピングモールがあるだけでなく、小さな雑貨店、居酒屋、バー、ハイエンドな料理店(日本人の板前さんが経営している日本食屋さんも!)、チェンマイ発のおしゃれなカフェが立ち並んでいます。
わたしはこの辺りをよくぶらぶらするのでいつもとの違いについても言及してみようと思います!
目次
ハロウィンはタイの伝統行事ではない
そもそもハロウィンは、タイの伝統行事ではありません。2006年の Mail & Guardian の記事では、多くのタイ人にとって、ハロウィンはまだ外国のものだと書かれていました。
ところが今は、タイ各地のショッピングモールがこぞってハロウィンのイベントを開いています。
Nation Thailand の2026年のまとめ記事を見ると、お化け屋敷のイベントがずらり。チェンマイでも、セントラル・エアポートで「The Castle of Nightmares」というお化けの城のイベントが開かれているそうです。
お化け屋敷の入口がすごい

レンガの塀には、おどろおどろしい文字で 「บ้านผีสิง ธิงค์พาร์ค」(お化け屋敷 Think Park)。わらの束にはクモの巣がかけられています。

建物の前には 「HALLOWEEN HAUNTED HOUSE」 の看板と、ローブを着た骸骨。カボチャのちょうちんと青いライトが、ずらりとぶら下がっています。

木からは巨大な目玉。木には白いライトが巻きつけられ、となりには色とりどりに光る乗り物が見えます。白い衣装に血のりをつけているのは、お化け屋敷のおばけの仮装をしたスタッフさんです。バイオリンを手に持ち、不協和音を奏でていました。(本当に下手くそなのか、あえてそうしているのかは不明笑)
なぜかバイキングがある

目を引くのが、遊園地の乗り物のバイキングです。街なかの広場に、ドーンと置いてあります。入口の幕には「HALLOWEEN THINKPARK VIKINGS」。カボチャが3段に積まれ、「Boo」と書かれたおばけも立っています。
Time Out によると、Think Park では2025年に初めてのハロウィンイベントが開かれ、お化け屋敷のほか、バイキングやメリーゴーランドなどの乗り物もあったそうです。今年も、お化け屋敷と遊園地がセットになっているようです。

広場には、光る観覧車もあります。うしろにホテルの EASTIN がそびえ、ふだんの街並みの中に、イベントのための臨時のアトラクションが立っています。

チケットブースの料金表はこちら。意外と高い?本当に安全装置は大丈夫?と不安になるのでわたしは乗りませんでしたが笑
| アトラクション | 料金(1回・1人) |
|---|---|
| 観覧車(Ferris Wheel) | 80バーツ |
| バイキング(Viking) | 130バーツ |
忠犬ハチ公もとんがり帽子をかぶる

そして、こちら。台座には、たしかに 「忠犬ハチ公」 と書いてあります。Think Park は日本の渋谷の街並みを真似たエリアで、ここにはハチ公の像があるんです。
そのハチ公が、とんがり帽子をかぶせられ、オレンジ色のクモの巣でぐるぐる巻きに。うしろではバイキングがゆれています。渋谷のハチ公も、まさかチェンマイでこんなことになっているとは思わないでしょう(笑)
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屋台もハロウィン仕様

屋台の列にも、魔女の帽子やカボチャ、オレンジの旗。看板もハロウィン風の文字です。タイ語の部分は「ヤキソバ」と読めそうで、となりにはパッタイの写真も。売っているものは、いつもの屋台のごはんと同じ笑


こちらのテント席は、紫のライトに黒い布の飾り。みなさんテーブルでごはんを食べていました。いつもより賑わっていました。

こちらは手作り感のある「HAPPY HALLOWEEN」。
チェンマイ大学の図書館のハロウィンがリアルすぎる
ハロウィンは、大学にもやってきます。こちらはチェンマイ大学の図書館です。

図書館の床に、人がうつぶせに倒れています(もちろん人形です)。ジーンズにスニーカー、まわりには赤い手形や足跡。カウンターには「Don't wake the deceased up(死者を起こさないで)」、足もとには「DON'T TOUCH ME」の張り紙まであります。
リアルすぎて、人間の尊厳をもうちょっと……というのが、わたしの感想です。
Central Festival のハロウィン
ショッピングモールの Central Festival にも行ってきました。

吹き抜けの大きな画面では、骸骨が踊っています。上のほうの画面には、カボチャと魔女の帽子をのせた赤い車。チェンマイの乗り合いタクシー「ソンテウ」のようにも見えます。

通路には、白い布でできた大きなおばけ。Think Park の血のりや巨大な目玉とはちがって、こちらはにこにこ笑っています。
もうクリスマスツリーの準備が始まっていた!
そして、こちら。

ハロウィンの飾りがあるそのモールで、もうクリスマスツリーの準備が始まっていました! 金属の骨組みに白い玉がつき、床には緑の枝がどっさり。これからこの枝をつけていくのでしょうか。
ハロウィンが終わる前に、次のイベントの準備。さきほどのおばけのうしろの柱にも、もう赤や金の玉と電飾がついています。
観察してわかったこと
ここからは、わたしが写真を見返して感じたことです。
- 遊園地とセット:お化け屋敷にバイキング、観覧車、屋台。怖いものを見に行くというより、縁日やお祭りの感じに近い
- ごはんが主役:飾りはハロウィンでも、みなさんの目当ては屋台とテーブル席のように見える
- 場所でふんいきがちがう:Think Park は血のりや目玉、Central Festival はにこにこ顔のおばけ
- 次のイベントへの切りかえが早い:ハロウィンの最中に、もうクリスマスツリーを組み立てている
- 日本もハロウィンもまぜてしまう:ハチ公にとんがり帽子。外国の文化を気軽に取り入れて楽しんでしまうのは、タイらしいところだと思います
まとめ
- ハロウィンはタイの伝統行事ではないが、今はモールなどでイベントがたくさん開かれている
- Think Park には、お化け屋敷・屋台のほか、臨時のアトラクションの観覧車(80バーツ)とバイキング(130バーツ)がそろっていた
- 忠犬ハチ公も、とんがり帽子とクモの巣でハロウィン仕様に
- 怖さよりもお祭りとして楽しんでいるように見える
- チェンマイ大学の図書館には、リアルすぎる人形が床に倒れていた
- モールの Central Festival では、骸骨の映像やにこにこ顔のおばけが登場。一方で、クリスマスツリーの準備ももう始まっていた
ハロウィンにガチなのか何なのかよくわからない。
すべての海外のお祭りを実施するタイだからこそのハロウィンの楽しみ方なのかなと思いました。
でももう少し、自国文化への配慮や人間の尊厳も大事にした方が良いのでは??
参考

