どうも、かぼちゃ太郎です。
今回は、年30回以上夜行バスに乗る私が、いつもバスに乗りながら考えることをばーっと書いていくという記事です。(笑)もう現実になってるよ!ということもあるかと思いますのでそのへんは「こいつまだまだ甘いなあ」と思いながら読み飛ばしてくれたらいいです(笑)
ということで、私の超雑記、というより戯れ言をつらつらと書いていきます。
思いつきその① 「ビジネスクラス・バス」(もうある)
これは完全に飛行機のパクりで、すでに実装している会社があります笑(いきなりもうすでに世に出ている案やないか!と思われる人もいらっしゃるかと思いますが、そういう方は読み飛ばしてください笑)
これをもうすでに実践しているのが、関東バスと両備グループが共同運営する「ドリームスリーパー」というバス。このバスは業界初の扉付き完全個室の座席を実装しています。大阪⇔東京、広島・福山⇔東京の2つの路線で運行しています。価格は大体18,000円~20,000円で、少し割高。新幹線よりも高い。高いのになぜ人気なのか?そのヒミツはサービスにありそうだ。

設備を見ると、温水洗浄トイレ(共用)、LED照明付きのパウダールーム、ウェルカムアロマ(なんやそのおしゃれ、いやオサレなものは!)、除菌消臭効果のあるイオン発生器プラズマクラスター、無料WIFI、USB/AC、ノートパソコンが広げられるテーブル、調光機能付き照明、快眠音楽チャンネル(好みのものがあればいいなあ)、SOSスイッチ……….という豪華な設備。さらにホテルのようにアメニティまで。アメニティにはめぐりズムまで入っているらしい。
移動しながら泊まるという感じだろうか。もう中身がすごすぎる。詳しくはこちらをチェック→(https://dreamsleeper.jp/equipment.html)



このバスの利点は、2つあるだろう。
1つ。多くの夜行バス共通の「苦痛な時間」をやわらげるような空間のなかで移動できるという利点である。移動×宿泊×快適さ というのがこのバスのすごいところだろう。私がいつも乗る、いわゆる皆さんが想像する4列シートの夜行バスでは、
①足が全然伸ばせない
②後ろに座席を倒したらすごい嫌な顔されるから倒せない
③通路側だと休憩場所ごとに隣の人に気を遣って起きなきゃいけない、窓側だとトイレに行きたくなったときに隣が起きていなかったら起こさないと行けない
④荷物を足下に置いてしまうと足の置き場がなくなる
⑤となりのおっさんめっちゃ酒臭い
⑥斜め前の若者がずっとYouTube見ていてその光でなかなか眠れないなどなど、たくさんの不満が巻き起こる。
(私は就活生時代、京都⇔東京間毎週夜行バスに乗り、この不満と戦いながら夜行バスで生き抜き、朝から始まる就活バトルに勝ち抜いてきたんだと思うと、我すごすぎんかと自分を称賛したくなる。(笑))
「快適さ」は、いろんな人にこのバスを利用してもらうための最大の魅力だろう。
例えば、ビジネスマン。朝新幹線で移動したら間に合わないということは多々ある。東京勤務で大阪で朝9時から会議や展示会、商談があったりすると、朝新幹線に乗ってしまうとなかなかギリギリになってしまう。そういう時に夜行バスを使うと早朝に着くことができ、朝ゆっくりと準備をしたり、モーニングをとることが可能になる。しかし普通の夜行バスでは、それで体力を使ってしまい、仕事をするときには首や肩やと痛みが激しく、疲れもたまっており、よいパフォーマンスを出せないとなっては意味がない。そういう時に、この「ビジネスクラス・バス」のドリームスリーパーが使える。

2つ。移動×宿泊×楽しさである。旅行の醍醐味とは皆さん人それぞれだろうが、その中でも、移動を楽しむというものもあるだろう。
みなさん寝台列車に乗ったことはありますか?日本では今は定期的に運航しているのが2つしかありませんが、その2つはものすごく人気で、なかなか予約が取れません。(私もまだ乗ったことありません)
寝台列車の魅力と言えば、やはり、「寝台列車」に乗るということです。つまり、それに乗ることに楽しみがあるのです。ブランド品を持つことと同じです。そのブランドに価値を見出すからその人はそのブランド品を持ちます。私のような移動が楽しい・醍醐味だという人は「寝台列車に乗る」ということにブランド価値を見出しているのです。
話を戻しましょう。つまり、このバスに乗るということが楽しみになるのです。
みなさまぜひぜひ使ってみてください!コロナ対策をするにも個室になっているので、あまり人と接触することなく安心なバスになっています!
思いつきその② 車いすの人でも乗れる「バリアフリーバス」(もうある)

これはさすがにまだやってないでしょうと思えば、なんとありました!
よくあるのは、車いすの人はそのまま乗らずに、荷物として車いすを預け、座席に座るという状況。これでは、介助者がいなくては、車いすを使用している人は全く動けません。そして運転手も他の仕事があり、車いすの人だけを相手にできず、時間がかかってしまいます。
車いすを使っている方が自ら進んで夜行バスを利用するのは難しいだろなと考えていたところこのアイデアを思いつきました。
だがしかし、やはり探せばあるものです。
東京空港交通は2018年より世界初の「エレベーター付きリムジンバス」の運行を始めました。同社は2016年4月から「東京シティエアターミナル~羽田空港国際線ターミナル」間、2017年12月から「バスタ新宿~羽田空港国際線ターミナル」間で「リフト付リムジンバス」を運行しており、2018年6月に乗合としては国内初の「改良型リフト付リムジンバス」を導入し、「成田空港~東京シティエアターミナル/東京駅(鉃鋼ビル)」間で運行を開始。成田空港では第1・第2ターミナルでのリフト利用による乗降が可能となっています。
バスの乗り方はこのような感じ。

バスの荷物載せこみ口のところにエレベーターが設置してある。エレベーターに乗り込むには高さがあるのでスロープを使用する。そしてエレベーターに乗ると方向転換し、垂直上昇する。降りるときはその反対の動作を行う。
すごすぎる。なんと便利なことだろうか。車いすを折りたたむ必要はなく、そのまま乗れることで、車いすの人も介助してもらうことなく利用することが可能。車いすを普段から使っている方は、これまで一人で乗るのは大変だからやめておこうと思っていた人も少なくないだろう。しかし、もうその時代は終わりです。
「だれもが、自由にアクションできる社会に。」
これこそが多様性(ダイバーシティ)の考え方の中心です。車いすを使用する方でも、足を怪我した一時的に使用している方、足の筋肉が弱りずっと車いすを使用している方、体力がもたないから乗っているという方など様々です。いろんな人が自由に使えるようにするという東京空港交通さんの取り組みすごいいいなあ~と思い、調べながら感心していました。
普段車いすを利用している方や身近に車いすだけど、一人でバスに乗りたいという方がこのブログを見てくださっていたらぜひぜひ利用してみてください!
思いつきその③ カラオケ歌い放題バス(最近似たものができたらしい)

学生時代よくカラオケオール(次の日の朝まで歌う)したな~と思うのですが、社会人になったら次の日の仕事のことを考えてしまうとちょっと気が引けてしまいますよね(笑)
と、こんなことを夜行バスの中でふと考えていたら、バス貸し切りで目的地までバスの中で歌い放題できたらいいなあという突拍子もないことを思いついてしまいました(笑)
調べてみると、なんとなんと、最近のコロナ禍で移動が自粛要請されたり、観光需要が減ってしまったことで窮地に立たされたバス会社が何とか「バスを使ってもらおう」ということで一人カラオケができるサービスを始めました。

この画期的な策を行い窮地を脱出したのが、新潟市南区のバス会社「新潟第一観光バス」です。このバス会社は新潟県内では区内の中学校のスクールバスや校外学習の送迎、県外へは冠婚葬祭の式場や大学生のサークルなどの合宿の送迎を行っていましたが、3月の休校措置でスクールバスの需要がなくなり、4月からは県外への業務もなくなってしまい売り上げは前年同期比約95%の落ち込みであったそう。
報道では他のバス会社はバスを売ってギリギリの経営を続けていたところもあるが、この会社では、そうすると一時しのぎにしかならず、またバスを買うときにお金がかかてしまうということから、どうにかバスを使って何かできないかと考えたそう。
緊急事態宣言時、カラオケがクラスターを発生させてしまうことからほとんどが休業していたところ、社員の方のアイデアで、観光バスには必ずと言ってもいいほど必ずついている「カラオケ」を用いた案を思いついた。気兼ねなく歌える場所が少なくなる中、バスに付いているカラオケ機器を使い、1台に一人2時間限定で無料で歌ってもらおうというもので、電話での完全予約制とした。(現在は終了、2020年6月30日まで)(参考:新潟第一観光バスhttp://daiichikankobus.com/detail.html?no=29472、毎日新聞「観光バス車内で一人カラオケ コロナ苦境のバス会社が発案 新潟」https://mainichi.jp/articles/20200515/k00/00m/040/028000c)
これはこれはすごすぎるアイデア。。。。
コロナ感染拡大対策をしながら、「歌を歌いたい」「歌の練習をしたい」といったカラオケ大好き、カラオケが必要な方の要望に応えるものとなりましたね。また、それだけでなく、カラオケは「防音で静か、周りに迷惑をかけない」空間であると思うので、一人の空間が欲しいという方たちのためにも役に立ったのではないでしょうか?
そしてビジネスの観点から見ても、ここでお金を取らず、無料にして普段バスを使わないようなお客さんにもリーチすることで、会社の認知度を高めるということにも効果が出てきます。ブログを書いている私もすぐにこのバス会社を見つけられる程ページの上位にこのバス会社に関する新聞記事が出てくるので、もうその点では成功していますね。(笑)
まとめ
この記事では、私の思いついた「こんな夜行バス」があってほしいということを書き始めたつもりでしたが、まさかのまさか、ほとんどが近年実現されていましたね(笑)(あと5年早く思いついていれば私は大金持ちになれていたかもしれないのに!!!!!)
大金持ちにはなり損ねましたが、もうこれらのバスは乗るしかありませんね!!!
GoToキャンペーンでこれから様々なバスツアーが出てくると思いますので、みなさん安いツアーをチェックしてお得に旅行しましょう!
もちろん感染予防対策をして安全・安心に旅行を楽しみましょう~
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