【内容が入ってくる読書法】私の読書の「ルール」を紹介します

ステイホーム



 こんにちは!かぼちゃ太郎です。
 感染拡大に伴って自宅待機となってしまったり、テレワークに切り替えとなった方も多いのではないでしょうか?ちなみに私は本業(旅行会社)が休業措置で自宅待機を命じられることが多くなったため、読書量が格段に多くなりました。
 このような状況ではありますが、個々でできることを考えながら、社会、家族、友人、そして何よりも自分の身を守るためにも感染対策をしていきましょう!

 前回の緊急事態宣言から長かったおうち時間で新たな趣味を見つけたり、もともと好きだったけどこれまでなかなか手を付けられなかったことをやってみたりと、意外と有意義な時間を過ごせたという人もいるのではないでしょうか?
 私はこれまで好きだったものの、なかなか時間が取れなかった読書に時間を割くことができました。とはいっても、私は本を読むのが好きなのですが、本を集中して読むのが疲れてしまう、読んでも忘れてしまうことに長年困っていました。。。。

しかし!!!!
おうち時間で読書を思いっきり楽しめたので、たくさんの本を読むうちにその困りごとを解決する私なりの本の読み方を見つけることができました。

 本を読む冊数が多くなった一方で、「3冊前に読んでいた本どんな内容だったっけ?」など内容を忘れてしまったり、昔読んだ本で「この本のテーマなんだっけ」と思うことはありませんか?

 今回は私が「おうち時間」で見つけた読んでも忘れない、頭にしっかりと入ってくる「読書法」をみなさんにご紹介したいと思います!
 本を読むのが好きなのに、疲れてしまって読書がなかなか続かなかった私が、集中して本を読むことができ、疲れない、夢中になれる読書法です。

本が好きな人に、本を読むのが苦手な人に、なかなか内容が頭に入らず困っている人に、論文の内容がまとめられないというあなたに!!!!!

※この読書法は頭に入れておきたい、覚えておきたいという場合について書いていきます。小説では、この読み方をしてしまうと小説の持ち味が完全に失われてしまうため、この読み方はオススメしていません!
ビジネス書、論文、新書等の場合にご参照ください!

1.私のこれまでの本の読み方

 私はこれまで普通の読書法を行っていました。
その「普通」とは、本の先頭から最後までそのまま読んでいくということです。

 ペンも持たず、ふせんも貼らずに、淡々と文字を読んでその場でふむふむと読んでいくのです。そして一旦しおりを挟み、他の作業をして本に戻ります。そうすると、一旦本の世界観、著者の話を読む(=聞く)ことから離れてしまっているため、何ページか戻ってその世界観を取り戻すための作業をしなければなりません。前に戻るという作業をすることで本を読む時間がかかってしまい、疲れてしまいます。
 その結果、、、、、本読むの疲れたから一回休憩しようかな~となってしまい、読書をする気がなくなり、他のことをしてしまいます。
 

まさに、読書における「悪夢のループ」です(笑)

悪魔の影のイラスト
出典:いらすとやhttps://www.irasutoya.com/

そしてこれまで、高校受験、大学受験、卒論執筆でたくさん本を読む機会がありましたが、私は本をきれいに保ちたい主義だったので(笑)、マーカーはせず、ふせんをそのページに貼るだけにしていました。ふせんには何も書き込まずです。

その結果、一回読んだだけではなかなか頭に入らず、何回も読むことで、ようやく頭には入るのですが、書いてあることの要点をつかむのに時間がかかってしまい、時間を浪費してしまっていました。。。。。



2.これまでの本の読み方の問題点

 ここまでずらずらと私の失敗談を述べてきましたが、まとめると、、、、、

①目次を見ずに、最初から最後まで流し読み

②ふせんを貼ってもただ貼るだけ。コメントを書き込まない。

③ペンで書き込みをしない、もしくはメモを取らない。

④一度本から離れると、読んだ内容を覚えていないのでもう一度同じ箇所を読み返さないといけない。その結果、疲れてしまい、本を読む気力をなくす。。。。

以上の、特に4番、私のような経験から本を読むことを挫折してしまった人は少なくないのではないでしょうか?

3.試してみたら良かった読書法

それでは、どのようにしたら頭に入ってこなかった読書から記憶に留めておける読書ができるようになったのでしょうか?①から④をどのように直したのかを細かく説明していきます!

3-① 目次であらかじめどんな内容か想像する

 どの本にも目次は必ずついてきます。目次の役割は、どこにどのようなことが書いてあるかという、読書の道に迷わないための道しるべなのです。


 これは作者からすると、ここでひと段落して、違う話になりますよということを読者に示してくれています。目次の一行一行は、一つの話のまとまりを示しているので、極論、そこだけを読んでも話がまとめられているので、目次を見てほしい情報がそこで見つけられれば、そこだけ読むのも一つの作戦です。もしわからなければ、前の章を読んでみることで、そのつながりが分かります。

 私はこれまで目次を飛ばして読み始めるようにしていたので、だらだら最初から読むことになり、話(論)の展開が読めないまま、読んでいました。流れを理解していないことで、頭に入ってきづらくなり、その分忘れるのが早くなってしまっていたと思います。

 歴史の授業で学校の先生に「ストーリーを頭に叩き込めば、それぞれの事件の詳細をいちいち覚えなくても簡単に理解できる、暗記しなくてもできる」と言われたことはありませんか?私の高校時代、世界史の先生は、まず大枠の歴史の流れを歌うように話し、そのあと個別の事柄について話していました。そして渡された教材は、先生の手書きの年表の穴埋めシートです。時代の流れをじぶんで書き込めるように空白ばかりでした。先生の出す期末テストも白紙の紙一枚です。そこに、先生の指定するキーワードを紐づけて、「○○年代の△△事件が起こった理由を述べなさい」のような問題を解かされます。このテストは先生の話を聞いていれば、頑張って暗記しなくても流れがある程度ストーリーとしてわかっていたのでそんなに苦ではありませんでした。(最初に白紙を渡されたときはミスプリントかと思いましたが(笑))

 話が少しそれましたが、私が言いたかったのは、目次でまずキーワードを拾い、こんなストーリー展開をするのかなと頭に入れておくことで、スムーズに話についていけるようになり、かつ、目次であらかじめ「こんなかんじかな」程度でも内容を予測しているので、本を読み進めたときにも「この内容自分が思っていたストーリーと似てる!」と頭が反応し、2回目に読むような感覚になるので、記憶に定着しやすくなります

ポイント①:目次でキーワードを拾う&内容をイメージするべし!!!

 

3-② ふせんを使う!

 目次でキーワードをゲットし、ストーリー展開をイメージすることができたら、いよいよ本の中身に入っていきます。
 読み進めていくと、自分の心にグサッと刺さる言葉たちが襲い掛かってきます。もしくはグサッと来なくても大事な言葉たちが「私たち大事なところだよ。覚えていてね」とささやいてきませんか。(ホラー風ですね(笑))
 作者は読者になにか伝えたいので、わざわざ本を書いています。なので、どの本にもグサッとくる言葉もあれば、そうでなくても大事なところが必ずあります。また、あまり大事ではない箇所でも作者のもちだしてくるエピソードがめっちゃ面白かったりもして心に残ることもあるのではないでしょうか。 
 

 そんなところには、必ずふせんを貼っておきましょう。普段電車で本を読んでいて、ふせんを持ち運ぶのがめんどくさいという人は、電車でグサッときたところを覚えておいて、家に帰ってからでもいいので、ふせんを必ず貼りましょう。そうすれば、本を読み終わったときに、自分のグサッときたところ、響いたところが一目瞭然です。もしどこにグサッときたか忘れてしまっても、ふせんのところを開けばすぐに思い出せます。そして、ふせんを貼っているとこれだけ知識を得たのかと本を読んだ成果を体感することができます。
 そして、大事な箇所ごとにふせんを貼ることでそれぞれの文章の重要性、違いが際立ちます。(同じ内容がかいているところであれば、ふせんはいりません。)筆者のテーマ(=伝えたい内容)は大きい視点で見ると一つですが、その中に小さな主張が隠れていることも少なくないからです。主張のみならず、重要なデータについて述べられている部分をすぐに開けるようにするためにもふせんがあった方が便利です。



 本を折って目立たせる人もいますが、私はそれをおすすめしません。なぜなら、同じページに何個も大事なところが出てきたりすると、本の角を折るだけではそのページの文章中のどこが大事だったかというのがすぐ開けなくなってしまいます。そんなの1ページにふせん1枚貼っていればわかるだろうと思うかもしれません。しかし、私は大事な箇所ごとにふせんを貼ります。ページごとではありません。一度、中長期間本から離れてしまうと内容は覚えていてもどこに何が書いてあったかはパッとそれを見つけるのは簡単ではないからです。また、本は折ることで閉じたときに分厚くなってしまい、次読もうと思った時にはとても持ちにくい状態になっています。そしてページとページの間が空いてしまい、本の中まで日焼けが進行してしまいます。

 先ほど冒頭でも述べましたが、私は本を汚すことが嫌いです。なので、マーカーを本に引くのも嫌いです。そして、マーカーを引いてしまうと、他にも述べられている大事な点を見逃すことが増えてしまいます。
 またまた高校のときの話に戻りますが、私は当時教科書に自分が重要だと思ったところにマーカーを引きすぎてしまい、かえってどこが重要かわからなくなってしまいました。マーカーで結局どこが大事なのかわからなくなってしまい、本が黄色だらけになっただけでした。これはかの有名な「マーカーを引きすぎた事件」です。(笑)教科書にマーカーを引くのが大好きな学生さんはたくさんいると思いますが、マーカーの引きすぎは逆に重要なところを見逃すことになりかねないので、大事なところがいっぱいあると思うのならマーカーを引くのを我慢してふせんを貼りましょう。
 さらに、マーカーに関してもう一つ言いたいことがあります。それは、マーカーを引いてはいけない理由は、「マーカーのところだけ異様に目立ってしまう事件」が起こってしまうからです。私は、「マーカーを引きすぎた事件」でテストであまりいい成績が残せなかったので、マーカーの数を少なくして本当に重要なところだけマーカーをするようにしました。そうすると逆に、そこだけが重要に思えてしまって、その周辺しか見ず、マーカーをしていないところを見落とすようになってしまったのです。つまり、「マーカーのところだけ異様に目立ってしまう事件」です。改善したのにもかかわらず、テスト結果は変わりませんでした。このような大変不幸な事件があったことから私はマーカーを使うのを辞めてしまいました。


 ではなぜブログではマーカーをしているのかって?はい、これにはちゃんと理由があります。ブログはみなさんどのように閲覧していますか?ブログは上から下にスクロールしながら読むと思いますが、なかなかウェブページで隅から隅まで見る人はいません。パーっと見る人が多いですよね。私もそうです。ブログはまずタイトルを見て、必要な情報だけを探してみる人が多いのです。なので、マーカーをしているとその方が読者の方が一瞬でほしい情報にたどり着いて、ちょっとその周辺を読みます。大半の人がそこで情報を得られて満足なのです。(ブログ書いてる側からすれば、隅々までこだわって書いているので読んでほしいですけどね(笑))そこでその書いている人の情報や書き方が面白ければようやく最初から読んでみようとなります。
 つまり、ほとんどの読者にとってはマーカーのところで納得できれば十分なのです。

 一方で、本はそういうわけにはいきません。目次の一つの章で、もしくは一つの段落で内容はわかりますが、前とのつながりがやはり重要になってくるのでそこだけ読むことは可能ですが、流れをもって筆者の論旨をつかむためには、段落すべてまるまる読む、もしくは章を読むことが必要になります。

 



 

 最近では、紙の本だけではなく、電子書籍を使っている人も多いでしょう。私はAmazonのKindleという端末が使いやすく重宝しています。Kindleの書籍は紙の本でいうページではなく、「位置No.」というものが使われます。これは紙の書籍のページよりも細かく振られており、「位置No.」ごとにふせんを貼ることが可能ですし、「位置No.」を検索することですぐに該当箇所を見つけることができます。これがとても重宝しています。
 ちなみにマーカーの機能もありますが、先ほど説明した理由から私はメモ(次の小段落で話します)を使うとき以外はマーカーを引きません。メモをつけるにはマーカーを引かないと使えないので。。。

左下に位置NO.があるのが分かるだろう。
画面上部をタップするとこのようになる。右上に見えるふせんのようなマークを押すふせんを入れることができる。

 ※私が使っているのは、Kindle Paperwhiteです。こちらは目が本当に疲れにくくずっと本を読んでいられます。廉価版もそれには劣るものの、コスパは最強です。

 

 さらにもう一つ、ふせんの使い方で重要なことがあります。それはふせんは貼るだけではだめということです。もう一工夫必要です。それは、ふせんに何が書いてあるか「キーワード」のみ上部に書き込むということです。そうすれば、ふせんがたくさん貼られている満足感だけでなく、「何にたいして自分が重要だと思ったのか」という読書の痕跡をしっかりと残せます。これがしっかりできていないと、ふせんがいっぱいあることで後から見たときに何がなんだかわからなくなってしまいます。「マーカーを引きすぎた事件」ならぬ「ふせんボーボー事件」です(笑)ふせんにはちゃんと文字を刻みつけてあげましょう。

 

 この小段落の内容を簡単にまとめると、①大事なところ(なるべく文章ごと)にふせんを貼る②ふせんには「キーワード」を残すという2点です。こうすることで、自分がこの本を読んでどこが重要だと思ったのか、本の論旨が分かるようになります。

ポイント②:ふせんで重要なところを示してキーワードを書き込むべし!

3-③ とりあえずメモを残す習慣をつけよう

 ふせんで重要なところを示して、キーワードを書き込んだ後は、メモを残しましょう。このメモを残すことで、記憶定着力が素晴らしく、そしてそのあと万が一忘れてしまってもすぐに重要な部分を見つけ出すことができます。

黒ボールペンで書いていきます。文字が汚くてすみません(笑)私のノートなので自分が読めればいいのです(えっへん)

 私の書き殴りノートです(笑)黒ボールペンでリングノートにずらーと書いていきます。私は基本色ボールペンは使いません。たまに黒ボールペンの在庫が切れて青を使うことがありますが、通常は黒一色です。なぜなら多色にしてしまうと、色で目立ってわかりやすいと思うかもしれませんが、先ほど上記で説明したマーカーを使わない理由同様、どこに大事な情報があるかが埋もれてしまうからです。色に惑わされ、見にくくなってしまいます。目立たせようとするときは四角で囲んだり波線を引いたりするだけにしています。また、ノートに書くのは本から抜き出した本当に重要な部分とそこから浮かんだ私の考えなので、目立たたせる必要はありません。なぜならふせんを貼ったところよりも情報をまとめて、より重要なところのみ記しているのですから。



 メモを残すのは正直めんどくさいなと思うかもしれませんが、少しの手間は我慢しましょう。こうすることで時間をかけて読んだ本の内容を忘れることがないので、あとで忘れてしまったときに読み直す無駄な時間が省けます。

 ふせんのときも書きましたが、電車で普段本を読む人は、家に帰ってきてふせんを貼りながらメモを書くのもいいでしょう。ですが、正直文字を書くのがめんどくさいという人はたくさんいると思います。ですので、スマホの「メモ」の機能を使ってみてください。とても楽ちんですし、わざわざノートを買う必要がありません。紙のメモノートは冊数が増えていくと邪魔になってしまいますしね。
 スマホの「メモ」機能を使えば、電車でパパっとメモすることができるので、家に帰って「どこが大事やったっけ」と見直す時間も省けます。ぜひぜひやってみてください。

 メモの最も大事な点は、本で読んで知識を得て「インプット」をメモとしてまとめることで頭の整理ができるという点と、このまとめをすることで本から得た学びから自分で考えたことを書き留めておく「アウトプット」ができるというところです。
 この「インプット」と「アウトプット」の2つが合わさることで、読書の効果を最大化できます。

 まとめてみると、メモすることで、ふせんで抽出した大事なところをまとめて、自分の考えた記録を残すことで記憶に定着するだけでなく、他の人と本の話をするときに本の紹介や本の内容について語ったり、自分の意見を伝えることができます。メモこそがインプットとアウトプットをつなぎ、読書の効果を最大化する肝なのです!

ポイント③:メモで「インプット」と「アウトプット」をすべし!!!

 

3-④ 毎日少しずつでもいいので読む

 私のルールの最後は、「毎日少しずつでもいいので読む」ということ。

 忙しかったりするとなかなかまとまった時間を取って本が読めないですよね。私は本を読んでいないと、「前の内容なにやったっけ」となり、読み進めるのが億劫になってしまうことがあります。なので忙しくても「スキマ時間」を活かして本を読むようにしています。
 私は会社帰りの電車の時間と寝る前、できれば夜ご飯後に本を読むようにしています。会社帰りは朝の通勤時と違い、比較的電車がすいており本を出しても人とぶつかることがないので安心して本を読めます。そして、程よい雑音があるので、完全に静かな空間よりも集中して本を読むことができます。寝る前はスマホで何か見てしまうとブルーライトで眠れなくなってしまうのでそれを避けてスムーズに眠りに入るためにも読書は適しています。(私が愛用しているKindleはブルーライトが出ない不思議な機械ですので、気にすることなく読むことができます!)ご飯後は寝るまで時間があると思うので、好きなテレビがあるときはそれをみて、なければ本を読みます。本はたくさんのことの基礎になりますので、なるべく時間をとるようにしています。

簡単にまとめると、「スキマ時間」を活かして読書時間を取り、本を読み続けることが忘れないようにするために大事なのです。

ポイント④:スキマ時間をうまく活用し、読書を毎日すべし!!!

まとめ 

 ここまで読んでいただいた方ありがとうございます。私は以上のルールを実践して読書をしていますが、読み方を変えると、一冊の本の重みが全く異なってきます。「読んだ感」がすごいです。

 読書が苦手な方、論文を読むのに大変だけどどうしたらいいかわからない方、受験勉強中の方、ビジネス書を読む方、、、、たくさんの人に使える読み方だと思うのでぜひ参考にしてみてください!!!





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