こんにちは!かぼちゃ太郎です!
今回は一生のうちに一度は行きたいあの美術館について紹介します!
第69回NHK紅白歌合戦で米津玄師さんの『Lemon』で生中継されて話題になったあの場所です!!!!
ここまで言ったらもう皆さんお分かりですよね!?
それでは徳島・大塚国際美術館へLet’s Go!!!!
大塚国際美術館までは便利な高速バスを使おう!
生き方、いや行き方は旅行を決める前とても迷っていました。(生き方もとても迷っていますけどね笑)車で行けば明石海峡大橋を渡って淡路島を通り抜けて鳴門ICで降りて10分ぐらいですぐ着くので楽なのですが、私たち(パートナーのおにおん花子さんと二人で行っていたので)は自家用車を持っておらずレンタカーを2泊3日で借りると2万超えてしまうところが多かったので安く抑えようと、高速バスを選びました。

私たちは今回の旅では、JR大阪駅から大塚国際美術館を結ぶ海部交通の高速バスに乗りました。このバスは三宮・伊丹空港からも出ており、最低2700円から乗車可能となっています!私は土曜日に乗車し、3300円でした。繁忙期・閑散期で差はあると思うので、確実な値段は海部観光ホームページにて!乗車時間は2時間半ほどで、私たちは午前8時の便に乗って10時45分に着きました。(https://www.kousokubus.jp/)

私たちの乗った海部観光バスのオススメポイントは、2つ!
①大塚国際美術館まで直行便で楽々!!!!
②3列シートで楽々!!!
なんといっても快適です。きれいな景色を見ながら、楽々な旅。最高でした。のんびり外の景色を見ているといつの間にか大塚国際美術館に着いていました。後述しますが、大塚国際美術館は見るのに一日あっても全然時間が足りないので朝一番の302便8時大阪発(なんば・神戸三宮も停車するので途中乗車可能です!)、10時45分大塚国際美術館着に乗るのがおすすめです!!!!
まずはあの有名な「システィーナ礼拝堂」を見よう!
鳴門海峡を越えている時からもうワクワクです。そして鳴門ICで高速道路を降り、大塚国際美術館に行く10分ほどの道中は右を見ると美しい瀬戸内海の海、一度は行ってみたいアオアヲナルトリゾートが見えます。ぽわーっと美しい景色に癒されていると、大塚国際美術館に着きます。高速バスは大塚国際美術館入口正面に到着。
まず驚いたのは、大塚国際美術館のその特異な建物。
ほとんどが山の中に埋まっているのです!!!

なんとかっこいい建物でしょうか。もう見かけはどこかの国の秘密の要塞です。私はこの建物を見てヤッターワンかエヴァンゲリオンのロボットが出てくるんじゃないかと思いました。ここからアートの世界に突然連れてこられたかのような感覚になります。大塚国際美術館はほとんどの建物が地下にあるのです!
まず建物を入るとチケットの確認があります。(チケット売り場は外にありますが、周りにいたほとんどの人がそこで買わず、オンラインチケットを見せていました。私もオンラインで前売りチケットを購入し入場しました。というのも、前売りチケットだと多少の割引がありお得です!詳細はこちら↓)
https://www.e-tix.jp/o-museum/
チケット確認を抜けると目の前には、大きなエスカレーターがあります。まだここでも要塞の見学にきた気分です。エスカレーターで上るにつれてワクワク感も右肩上がり。

エスカレーターで上がると、目の前には大きなホールに着きます。右側にはミュージアムショップ、左側にはカフェがあります。
そしてまっすぐ進んでいくと・・・・・・・・!

どーん!と、かの有名な空間、2019年紅白歌合戦の米津玄師さんの『Lemon』の中継で使われたシスティナ礼拝堂が出てきます!

実は私かぼちゃ太郎は米津玄師さんの大ファンなんです。興奮しまくりです!
そしてシスティーナ礼拝堂の入り口左側には、『Lemon』のCDジャケットになった米津玄師さん作のレモンの絵が展示されています!米津玄師さんは実はCDジャケットや「かいじゅうずかん」という絵本、「アイネクライネ」などのPVの作画も手掛けており、音楽のみならず絵画という分野でも活躍しています。

この前発売のCDも初回限定版で買いました。毎日聞いて気分上げてます(笑)
「ここで米津玄師さんが歌ったんだ!!!!」という興奮が冷めやらぬ中、私は完全再現されたシスティーナ礼拝堂にも大興奮していました。
なぜこのシスティーナ礼拝堂に興奮していたのか。みなさんシスティーナ礼拝堂の絵を描いたミケランジェロのこんな話は聞いたことありませんか?
ミケランジェロが天井に絵を描くときに眼鏡などで目を覆わず、上を向いてやっていたため、絵の具が目の中に入り、目の病気になったという話。
それがこのシスティーナ礼拝堂での話なのです。
ミケランジェロがわずか4年で大フレスコ画(漆喰をまず塗ってそれが固まらないうちに水性絵具で描く方法で描かれた絵画)を描き上げたバチカン市国のシスティーナ礼拝堂は、「天地創造」がテーマになっています。奥から順に見ていくと、神が暗黒の世界に光を与えて、アダムとイブを創造し、その二人が禁断の果実を食べてしまい天から墜落し、罰として「ノアの大洪水」が起きるというストーリーになっています。
システィーナ礼拝堂を完全再現した大塚国際美術館で、それを思い出しながら見ていると、「よく天井にこんな緻密な絵を描いたなぁ~」と感心せざるをえませんでした。

ほんまにすごすぎます。米津玄師ファン、アートファンの方でなくても感動必至です!
8月1日から久しぶりに再開した大塚国際美術館のガイドツアー(コロナ感染症拡大の予防のため、以前は1時間を超えるツアーがテーマ別に何個かあったのですが、今回は40分のみになっていました。)では、この逸話や、絵の解説、陶板で曲線の絵を正確に作る難しさを教えてくれました。初めて大塚国際美術館に行く方は、こちらのガイドツアーに参加すると絶対に見ておくべき作品を紹介してくれるのでとても絵を見るのが楽しくなります!あと、美術館内で迷わなくなると思います(笑)
陶板画で世界の名画を描く大塚国際美術館
先ほどの章で軽~く触れてしまいましたが、大塚国際美術館は、徳島、いや、日本を代表する企業大塚製薬が75周年記念事業としてお世話になった徳島にへのお礼と初代館長の父で大塚グループの創業者の遺志を継ぐために1998年にオープンした美術館です。
鳴門海峡の白砂と大塚の技術を融合させて作った陶板を使って西洋の名画を展示しています。
そして先ほども述べたガイドさんもこの「陶板画」のすごさについて教えてくれました。
そのすごさとは、陶板画は紙や布に絵具で描く方法とは違い、陶板画は半永久的に作品を残すことができるというところ。システィーナ礼拝堂入口手前右に掲げられている初代館長が書いた「一握りの砂」でも述べられていて(マップ&ガイドにも書かれています)、2万色の色を出す技術や陶板に絵を焼き付ける技術。いかにそれが難しいか、どのようにそれが生み出され、今の大塚国際美術館になったかということが述べられています。
この大塚国際美術館がどんな美術館であるのか、ここに至った過程、そして徳島のことがよくわかるので大塚国際美術館を巡る前に、ぜひ読んでみてください!
名作の数々を見逃すな!
大塚国際美術館には1000点を超える作品が展示されているので、正直、見終わりません(笑)

鑑賞ルートが4キロあるそうですが、普通に歩いても1時間半かかるのに絵をじっくり見ながらだと1日じゃ全然足りませんでした(笑)
なんといっても名作ばかりですのでどれも目が離せません。一番興味深かったのは、レオナルドダヴィンチの「最後の晩餐」の復元前と後をどちらも再現していたエリアです。ここはコロナ前だとごった返して入れないぐらいのところだったらしいですが、今は座るスペースも空いておりじーっくり見ることができます。
復元前では明確でなかった、机の下では何が描かれていたのか、この絵がキリストを中心として同心円状に正確に描かれていることが復元後の絵ではわかるようになっているという、本物であっても見比べることができないことを比較しながら見ることができるという点で、この大塚国際美術館の展示のすごさと楽しみがここに表れているのかなと思います。
ぜひぜひ、現地でチェックしてください!!!!
大塚国際美術館の魅力はアートのみにあらず! おしゃれカフェ!
大塚国際美術館は建物が大きいため、カフェ・レストランが合わせて4か所あります!
今回はそのうちの2つをご紹介します!

美術館ランチ&カフェなんて贅沢すぎる~!
1.Cafe de Giverny(カフェ・ド・ジヴェルニー)
地下2階にあるのがここCafé de Giverny!
ここのオススメ理由は何と言っても、景色の美しさです!
メニューを内で注文して受け取って、席取りをしてという流れなのですが、席のオススメは外の「モネの池」。

モネが長らく描いてきた最も有名なテーマの一つ、「睡蓮」を描いた場所を再現している場所となります。そしてモネの池にかかっている橋を渡って広い空間に出ると、なんとそこにはモネの描いた睡蓮の絵が!!!!

四方を睡蓮に囲まれた空間。なんて贅沢な空間なんでしょうか。きれいすぎる。。。。
四方を囲まれているため、話していると声が反響して不思議な空間に様変わり。アートの作り出す空間がなんとも言えないほど美しい。
そしてその庭から海の方へ視線を向けると、そこに鳴門大橋が!ヨーロッパの風景を楽しみながら、徳島らしい景色も見ることができ、一石二鳥ですね!
みなさんごめんなさい。アートへの熱が入りすぎて忘れてしまっていました。。。お待ちかねのご飯の時間ですね!
私はバランスよく食べたかったので、こちらの「ヴィーナスカレー」(税込み1,000円)をいただきました!

一緒に行ったおにおん花子さんはこちらの阿波尾鶏のチキンカツ丼(税込み1,000円)を召し上がっておられました。


お肉がジューシーでおいしかったです!!!
8月末までは、TVアニメ「アルテ」とのコラボメニューもあるのでお見逃しなく!!!
2.一品カフェ Citron(シトロン)

昼ごはんを食べたのが11時半ごろでしたので、14時半ごろに一息つこうかということで、来たのがこちらの一品カフェCitron!
Citoronはフランス語でLemonですね!日本語では檸檬ですね!何語かはわからなくても大きくレモンの看板がありますのですぐ行けるかと思います!
このカフェは、ミュージアムショップやCafé Vincentもある地下3階にあります。みなさんが一番最初にエスカレーターを上がってたどり着く階と同じです。Citronは、入口を入って左に曲がりまっすぐ進んでいくと、右側に大きな通路が見えてきてその通路にあります!
このカフェはマップガイドやインターネットにはまだ情報が載っておらず、穴場のスポットになっています。
メニューはレモンのチーズケーキ等何種類のスイーツと、飲み物が紅茶orコーヒーがあります。

このカフェのオススメポイントは2つ!
おすすめポイント!
①ドリンクが飲み放題!
②レモンスイーツを堪能!
なんと、コーヒーもしくは紅茶を買うと、飲み放題なのです!
ほっと一息つきたいときになんとありがたいことでしょうか。午前中巡って心に残ったアートについて語り合ったり、午後はどこから見るか話し合ったり、そうでなくても、ぼーっとして休憩してみたり、、、と、私はとてもリラックスすることができました。

大塚国際美術館は広すぎるので足が
めちゃめちゃ疲れます。。。適宜休憩を取ってゆっくりアートを楽しみましょう!
おすすめポイント2つめ!レモンケーキがおいしすぎます。レモンケーキというのが瀬戸内っぽくていいですよね~
レモンのさっぱり感と程よい甘み。コーヒー・紅茶どちらも合います。夏で甘いものはちょっとと思うかもしれませんが、とても食べやすかったので糖分接種のためにもぜひぜひご賞味ください!
効率よくまわる方法を教えてほしい! おすすめのまわり方3コース!
という方には、こちらの章を隅から隅まで熟読していってください!この章だけでも見てもらえれば、大塚国際美術館で自分の思うように楽しめます!
正直なところ、1000作品以上ある大塚国際美術館で全部を見るのは大変です。ウォーキングの速さで行けば全館回ることは可能ですが、絵を見ながらとなると、とてもではないですが無理だと思います。
なので1.効率よく 2.テーマを決めて 3.見たいものを必ず見るというのが大塚国際美術館での作品の見方になってきます!海外のルーブル美術館や大英博物館を見るときと同じような見方をするのがベストです!
おすすめコース① マップ&ガイドの順路通りに行く
こんな方におすすめ!
①名作を全部網羅したい!教科書に載るような作品を見たい!
②見る時間があまりない!
③歩くのが疲れてしまうから有名な作品だけでも見たい!
このまわり方で行っても最低3時間は見ておいた方がいいと思います。なんといっても広すぎるので!(笑)
最近紅白歌合戦で有名になってから、旅行会社のツアーでも大塚国際美術館を入れる商品が多くなってきたかなと思いますが、ツアーではほとんどがゆっくり見ることができず、多くても4時間滞在して他の場所へ移動しての観光となるツアーがほとんどだと思われます。ツアー関係なく、近くの鳴門の渦潮を見に行きたいという方もおそらく長くは滞在できないと思いますので、大塚国際美術館の入り口においておるマップ&ガイドを手に取って回ってみてください!
マップ&ガイドにはこれ通りに行くと所要時間は1時間20分と書いてありますが、近くの絵もふらっと見てしまうとあっという間に時間は過ぎていきます(笑)私も実際そうでした(笑)
ミュージアムショップもとても充実しているので、その時間もとっておいた方がいいですね!
ですので最低3時間は時間を見て大塚国際美術館に行きましょう!

おすすめコース② 時系列に沿って観る
こんな方におすすめ!
①時代ごとに絵の変遷を見てみたい。
②とにかく順番にまわりたい
大塚国際美術館の特徴の一つとして、時代順に下から上に上がっていくということです。一番下の階の地下3階が最も古い時代(古代・中世)→地下2階(ルネサンス・バロック)→地下1階(バロック・近代)→1階・2階(現代)となっています。そしてもう一つの特徴であるのが、1、2階ではテーマ展示も行われていて、絵の主題やシャガール等の作家でコーナーを設けています。1、2階以外でもゴヤの家、「7つのひまわり」といった作家のコーナー、ある作品にまつわるコーナーが設けてありとても興味深い展示になっています。

おすすめは「7つのひまわり」と「受胎告知エリア」です!同じテーマでもこんなに時代や描く人によって違ってくるのかととても興味深いです。
おすすめコース③ 思うがまま、気ままに観る
ちなみに私たちは結局こうなってしまいました。美術館で美術を観るというのはメインでやることになってくるかと思いますが、「美術館」という空間を楽しんでお散歩をするというのもいいのではないでしょうか?
あんまりがんばって絵を見ようとしてしまうとかえって疲れてしまい、集中力も落ちてきます。そうなるとみるのが嫌になってきてしまうときもあります。
ですので、私の一つの提案としましては、友達や家族、パートナー、もしくは自分自身と語り合いながら、目に入ってきた絵を見て、その絵を堪能する、おしゃべりのテーマにするのはどうでしょうか。私は美術品が好きというのもありますが、美術館、特にこの大塚国際美術館は日本でも最大級の美術館になるこの空間を楽しむというのも粋なのかなぁと思います!

自分の美術館観覧スタイルを見つけて、楽しいアートライフにしましょう!
まとめ 大塚国際美術館は、西洋画のテーマパーク!
最後となりますが、大塚国際美術館は、1000点を超える西洋画を一気に見れる言葉にはできないぐらい素晴らしい美術館です!ここに行けば、本物の西洋の絵画を観たくなること間違いなしです!
コロナが落ち着いて早く海外のアートを見ることができるように、今はそれぞれが感染症拡大防止に努めて、国内や身の回りにあるアートを楽しみましょう!!!!

それまでに英語とフランス語、世界遺産、絵の勉強でもしようかな~~~
徳島の記事を他にもあげておりますのでぜひチェックしてみてください!
あなたにとって新しい発見がありますように!

大塚国際美術館 詳細
住所:〒772-0053徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65-1
地図:以下をチェック
開館時間:9:00~17:00(入場券販売は16時まで)
定休日:月曜休館(祝日の場合は翌日)
入館料 (いずれも消費税等込):
当日一般 3,300円 大学生2,200円 小中高生 550円(2019年10月1日より)
(前売り券が少し安いのでそちらがおすすめ!)
ホームページ:https://o-museum.or.jp/
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